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タケエイ、川崎リサイクルセンターに新ライン増設

2023年2月16日

 TREホールディングスは13日、子会社であるタケエイの川崎リサイクルセンター(以下:川崎RC)施設内の一棟(SP棟)をリニューアルし、光学選別機を含む可燃物の選別・破砕設備ラインを導入したと発表した。

 建設系混合廃棄物の中間処理施設である川崎RCは、同社グループの基幹事業所の1つで、建設系廃棄物に含まれるプラスチックなどを選別して固形燃料RPFを製造しており、グループの市原グリーン電力(株)等に発電用燃料として供給している。

 今回新設した選別・破砕設備ラインは、粗選別・1次選別された後の可燃物を対象として、更に光学選別機、塩素分等の分析選別機により、品質の高いRPF原料の製造やセメント会社等向け原燃料の品質確保を図り、同時に処理原価の削減も目指す。

 新設備はグループ会社である富士車輌(株)がプロセス設計と施工を行ったもので、富士車輌製破砕機を含めて国内では初となる高速光学選別機を導入し、処理能力の向上と分析選別機による品質担保の両立を図る。

■ 設備投資概要

所在地:神奈川県川崎市川崎区浮島町10−11(タケエイ川崎リサイクルセンター)
導入設備:選別・破砕設備ライン
処理方法:破砕・圧縮
処理能力:94t/日(破砕・圧縮施設一式)
許可品目:廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず

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