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中外医薬生産、三重県伊賀市に新工場

2023年3月28日

 医薬品・医薬部外品を製造する中外医薬生産(三重県伊賀市)は22日、医薬品の安定供給に向けた製造強化のため、新工場の建設と本社工場で増設を行うと発表した。

 コロナ禍で消毒液、風邪薬、解熱鎮痛剤などの需給状況が大きく変動しており、OTC医薬品、医療用医薬品ともに一部の製品群で供給不足が発生している。

 今回、今後の環境変化に柔軟に対応するため、本社工場と新工場への設備増強により二拠点製造体制を構築し、災害対策含め必要な医薬品の安定的供給体制を構築する。

 設備は、従来比で設備機器をオートメーション化することで、生産工程の省力化を図る。また重量物の搬送について機械化を行い、作業員の作業負荷軽減を図る。危険物である消毒用アルコールの取扱のため、建物を耐火構造の防爆仕様とし、安全性の高い製造ラインにより消毒用アルコール等の感染対策製品の製造を行う。また本社工場との連携により感染拡大時には生産能力の拡大を図れる体制とする。

■ 新工場概要

名称:中外医薬生産(株)みどりヶ丘第二工場
所在地:三重県伊賀市西明寺3160番地
投資額:約50億円(新工場の建設と本社工場の増設の合計)
敷地面積:8,649㎡
延床面積:7,384㎡
建築面積:2,826㎡
構造:3階建て鉄骨造
高さ:21m
採用:約50名(2023年から3年間での全社合計での予定数)
生産能力:外用液/年間1,000万本、錠剤/年間10億錠(それぞれ新工場と本社工場での合計)
竣工:2023年3月
本格稼働:2023年秋

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