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タガヤス、福井県おおい町に植物工場建設

2023年3月31日

 三菱ケミカルグループは23日、タガヤス(大阪府大阪市)が福井県おおい町に建設予定の植物工場に完全人工光型植物工場システム「AN」が導入されると発表した。

 気候変動の影響を受けにくい植物工場は、農産物の安定供給の手段として、近年ますます注目を集めている。また、コロナ禍でテイクアウトやデリバリーなどの中食利用が増えたことにより、安定した品質で、菌や異物が少なく洗浄等の手間が削減できる野菜へのニーズが増加している。

 ANは、高品質な野菜を収穫できることをコンセプトとして、徹底した栽培効率の向上を実現し、菌数の低減、生産原価の引き下げにも成功した、業務用に対応できる植物工場システム。今回の初導入を契機に、国内外でANの販売を促進することで、食料供給の課題解決に貢献する。

 新工場は、延床面積約3,700㎡でフリルレタスを日量約1.3t生産する。栽培開始は2023年10月を予定している。

■ 新工場概要

所在地:福井県大飯郡おおい町
延床面積:約3,700㎡
生産品目:フリルレタス
生産能力:約1.3t/日
栽培開始予定:2023年10月

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