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日本通運、熊本市に新倉庫建設/半導体関連物流に注力

2023年5月9日

 NIPPON EXPRESSホールディングスは2日、グループ会社の日本通運が熊本市に「熊本半導体事業所」を開設し、さらに益城町に新倉庫を建設すると発表した。

 現在、熊本県では台湾TSMC社の半導体製造工場(運営会社:JASM)の建設が進められており、今後半導体関連企業の集積が進むにつれて地域の物流需要の増加が予想されている。

 NXグループは、「NXグループ経営計画2023」で、半導体関連産業を重点産業と位置付け、半導体物流の取り組みを加速させている。
 今回、半導体サプライチェーンに対してEndtoEndのソリューションをグローバルに展開するため、熊本半導体事業所を3月1日に開設した。
 2024年3月には、半導体関連産業にも対応する新倉庫「熊本ロジスティクスセンター」の稼働を予定している。

■ 物流施設概要

【熊本半導体事業所】
名称:日本通運(株)熊本半導体事業所
所在地:熊本県熊本市中央区水前寺1丁目5−8(日本通運熊本支店営業センター内)
営業開始日:2023年3月1日

【熊本新倉庫の概要】
名称:日本通運(株)熊本ロジスティクスセンター
所在地:熊本県上益城郡益城町平田2561-1(熊本支店総合物流事業所益城センター内)
延床面積:8,755㎡(2,648坪)
構造:鉄骨造2階建て
主要設備:空調(前室---作業用空調25℃±5℃、保管室---20℃-25℃)、非常用発電機(24時間)、録画式監視カメラ(屋外10台、屋内30台)太陽光発電(倉庫屋根に設置)、避雷設備
稼働予定:2024年3月

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