工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

エア・ウォーター、堺市に新工場・事務所建設

2023年5月10日

 エア・ウォーターは8日、堺事業所で深冷空気分離プラントの製作を行う大型製缶工場と総合エンジニアリングセンター(仮称)を建設すると発表した。

 同社グループは、インド・北米を中心とした海外展開や半導体デバイスメーカー向けのガス供給事業の拡大を進めており、これに伴い、海外拠点や半導体工場に設置する各種ガス発生装置の需要増加が見込まれている。

 今回、産業ガスエンジニアリングの開発・設計・製作・運転・保守部門等を堺事業所に集約し、エンジニアリング技術を強化することや、製造能力を2倍に拡張することで、海外展開(インド、ベトナム、北米)や大手半導体デバイスメーカーの旺盛な生産増強、さらに装置の大型化にも対応できるエンジニアリング体制を構築する。また、人員や技術・ノウハウの集積によりグループシナジーを追求する総合エンジニアリングセンターの建設を計画している。

■ 設備投資概要

投資額:約60億円
着工:2023年4月
稼働開始予定:2025年4月

【大型製缶工場】
名称:エア・ウォーター・エンジニアリング(株)
(旧商号 エア・ウォーター・プラントエンジニアリング(株))
所在地:大阪府堺市西区築港新町2丁6番地40(同社堺事業所構内)
面積:約6,000㎡(増築部は約2,100㎡)
建物構造:鉄骨造平屋建て 地上1階建
製造品目:空気分離装置、水素発生装置、LNG供給機器など
その他:本製缶工場から直接、海上出荷ができるよう係留設備を設置

【堺事業所 新事務所棟】
名称:エア・ウォーター(株)堺事業所 総合エンジニアリングセンター(仮称)
所在地:大阪府堺市西区築港新町2丁6番地40
事業所全体の敷地面積:約26,450㎡
建設面積:約1,000㎡
延床面積:約6,000㎡
建物構造:鉄骨造地上6階建(新築)

このエントリーをはてなブックマークに追加