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エア・ウォーター、熊本県大津町の複合拠点稼働

2025年5月30日

エア・ウォーターは27日、熊本県菊池郡大津町にデジタル・半導体関連事業のグループ複合拠点「エア・ウォーターグループ熊本事業所」を開所したと発表した。

 同拠点は半導体デバイスメーカーや関連企業が集積するエリアの中心から500mの場所に立地し、半導体材料ガス・ケミカル・薬液などの供給、物流、エンジニアリング、メンテナンス、装置の提供などの機能を集約している。今後は産業ガス製造プラントの新設や倉庫棟の設備増強も視野に入れており、九州エリアでの事業拡大を図る。

 同社は1月に神奈川県平塚市で半導体材料の新製品開発拠点「湘南イノベーションラボ」、4月に大阪府堺市で大型プラントや供給装置の開発・製造・エンジニアリング機能を備えた「グローバルエンジニアリングセンター」をそれぞれ開所している。今回の熊本拠点開所により、エレクトロニクス分野の成長を背景に、ユーザーとの連携を通じた技術やノウハウの蓄積と製品やサービスの拡充を進め、デジタル・半導体関連事業の強化を進める。

■ 新拠点概要

所在地:熊本県菊池郡大津町大字杉水889番1
投資額:約11億円
敷地面積:34,487㎡
主要設備:事務所棟(メンテナンス)、一般物・毒劇物倉庫(半導体材料ケミカル、エレクトロニクス向け一般資材)、危険物倉庫(半導体材料ケミカル)、テント倉庫(一般資材)
着工:2024年7月
開所:2025年5月27日

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