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パナソニック、滋賀県草津市に研究開発拠点

2023年6月6日

パナソニック 空質空調社は2日、草津工場に空調・給湯・暖房事業の研究開発棟を建設し、稼働を開始したと発表した。

 新棟では、カーボンニュートラル実現に向けて、ZEH対応や自然冷媒など、環境に配慮した技術開発を強化するための研究設備を導入する。また、建物に同社製の空調・換気・照明などの省エネ製品を採用し、ZEBReady認証を取得した。

 製品・技術開発を行う試験エリアでは、最先端の研究設備により、省エネや欧州向けヒートポンプ式給湯暖房機に搭載されている自然冷媒などの要素技術開発を強化する。安全性を確保するために冷媒漏えいを自動検知・排気するシステムを導入し、性能評価室・騒音測定室では遠隔監視や音源可視化装置を使用した。

 また、時間や季節に合わせて温度を変化させながら評価できる設備を導入し、高精度な試験を可能にした。さらに、ZEH化に対応するため、高気密・高断熱な住宅を再現し、断熱性を可変させられる住環境試験室を設置している。

■ 新棟概要

所在地:滋賀県草津市野路東2丁目3番1-1号
投資額:約40億円
建築面積:約2,480㎡
延床面積:約9,658㎡
階数:地上4階
1階:試験エリア
2階:執務エリア
3・4階:開発エリア

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