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ダイセキ環境ソリューション、バイオエナジーセンターに新設備建設

2023年7月11日

ダイセキ環境ソリューションは10日、愛知県東海市のバイオエナジーセンターにバイオディーゼル燃料の分離膜による精製処理設備を建設すると発表した。

 バイオディーゼル燃料は軽油代替燃料として広く使用され、車両、建設機械、フォークリフト、発電機、空港内特殊車両、船舶燃料などで需要が高まっている。一方、従来の精製方法は小規模な蒸留施設を使用し、非効率かつ環境負荷が大きいことが課題となっていた。

 今回建設する精製処理設備は、年間精製能力1,200kLで、蒸留装置の約17倍に相当し、大幅な生産性の向上が見込まれている。また、同量の蒸留法に比べ、年間CO2排出量が507t削減されることに加え、高品質バイオディーゼル燃料の利用普及により、環境負荷の低減に貢献する。

 同事業は「2023年度愛知県循環型社会形成推進事業費補助金(リサイクル関係設備整備事業)」の採択を受けており、今年度中に分離膜による精製処理設備の導入を計画している。

■ 設備投資概要

所在地:愛知県東海市浅山3丁目203(バイオエナジーセンター)
導入設備:バイオディーゼル燃料の分離膜による精製処理設備
年間精製能力:1,200kL(蒸留装置の約17倍)

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