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クレハ、いわき事業所に700億円/過去最大規模の投資

2023年8月23日

クレハは22日、いわき事業所(福島県いわき市)でフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)の生産設備を増強すると発表した。

 PVDFはリチウムイオン二次電池(LiB)用バインダーと一般産業用エンジニアリング・プラスチックとして使用されているが、近年では各国の環境保護意識の高まりなどにより、車載用LiB向け需要の拡大が続いている。

 クレハグループでは、同社いわき事業所(年産6,000トン)と中国子会社(年産5,000トン)に生産設備を保有しているが、顧客からのさらなる供給拡大の要請に応え、同社最大の事業と位置づけるPVDF事業の拡大を図るため、環境負荷低減技術も含めた、過去最大の投資規模となる生産設備の増強を行う。

 新規生産設備稼働までの間は、既存生産設備の生産能力拡大、新グレードの開発、グローバルでの最適な供給体制構築の検討などにより、収益向上策を実施する。

 新中長期経営計画では、2030年度に30,000~40,000トンの生産能力を目標としている。今回の生産設備の増強は、その第一段としての位置づけ。2030年度に向けた更なる生産能力の拡大は、今後決定次第公表するとしている。

■ 設備投資概要

所在地:福島県いわき市錦町落合16
投資総額:約700億円
取得資産:生産設備と建屋
増強規模:年産8,000トン
完工予定:2026年3月

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