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日東工業、愛知県瀬戸市の新工場が竣工

2023年12月11日

日東工業は8日、愛知県瀬戸市で建設を進めていた瀬戸工場が竣工したと発表した。

 新工場は、建物面積50,000㎡の鉄骨造2階建て。電気機器収納用キャビネット等を生産し、2024年春の稼働開始を予定している。

 新工場では、DXを推進し独自のスマートオーダーキャビネットの製造システムを採用する。これにより、同社標準キャビネットをベースにして、顧客が望む製品の詳細な仕様(サイズ、穴加工、色など)が入力可能になる。このシステムを用いて、自動で多品種かつ少量の生産に対応し、顧客が要求する仕様や品質の製品を最適な価格と納期で提供する。仕様、生産、出荷に関する情報を統合してシステム化し、一括で管理することで、価格や納期の見える化を実現する。

 環境面では、工場の屋根に太陽光発電システム(パネル容量1,312kW)を設置。太陽光発電の電力を空調・照明・各種生産設備に使用するほか、蓄電池設備を導入し、事務エリアの防災電源を確保する。不足電力はカーボンフリー電力を購入し、100%再生可能エネルギーで電力を賄う。
工場南側敷地には、太陽光発電システム(パネル容量1,134kW)を設置し、発電した電力を同社中津川工場へ託送する。来客、社員駐車場にEV充電設備(100台)を順次設置し、BELS評価で最高ランクの5つ星を獲得すると同時にZEB認証を取得している。

 瀬戸工場建設は「グリーンローン」による資金調達を実施し、2023年1月に融資契約を締結している。今回、同契約で調達した150億円を瀬戸工場建設資金に充当する。

■ 新工場概要

名称:日東工業(株)瀬戸工場
所在地:愛知県瀬戸市八床町22番の4
敷地面積:253,000㎡
建物面積:工場棟50,000㎡(一部2階)
工場概要:鉄骨造・2階建て
生産品目:キャビネット・ブレーカ・システムラック・光接続箱・熱関連機器など
稼働開始予定:2024年春

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