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JCU、熊本県益城町に新工場/84憶円投資

2023年12月25日

JCUは18日、熊本事業所(仮称)新設に向けて12日に、熊本県益城町と立地協定を締結したと発表した。

 近年、電子機器の高機能化、市場の多様化に伴い、半導体関連に使用する表面処理薬品に対する機能の高度化や需要が高まっている。こうした状況下で、次世代半導体向け表面処理薬品の開発機能を持つ研究所と最新鋭の製造設備を備えた生産拠点を建設し、開発能力の強化と生産性向上を図る。

 熊本事業所(仮称)は益城町のくまもと臨空テクノパーク内に2万6178㎡の用地を確保し、土地代を含め約84億円を投じて半導体関連薬品を開発・製造するための研究棟と工場棟を建設する計画。

 施設内には、クリーンルームだけでなく、研究開発に必要な最新機器、開発した製品の性能評価をする専用装置なども設置し、次世代技術を創出する万全な体制を構築する。また、スマートファクトリー、CO2排出実質ゼロを見据えた設備の導入を計画し、50人の新規雇用を予定している。

■ 新工場概要

所在地:熊本県上益城郡益城町大字小谷字中高遊2083番8ほか1筆(くまもと臨空テクノパーク)
投資額:84憶円
新設内容:半導体関連薬品の研究開発とそれら薬品を含めた製造拠点
用地面積:26178.40㎡
建築面積:8656㎡
新規雇用従業員:50人
着工予定:2024年9月
竣工予定:2025年12月

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