JCU、熊本県益城町の熊本事業所が完成
2025年11月5日
JCUは10月31日、熊本県益城町に建設を進めていた熊本事業所が竣工したと発表した。
拡大する半導体市場への対応を背景に、次世代半導体向け薬品の研究開発と製造を行う新事業所として熊本事業所を建設。研究棟と工場棟を備え、最新鋭の研究設備や生産システムを導入することで、同社の事業成長を支える開発と生産の基盤を強化する。
熊本事業所では、自動倉庫や無人搬送車、製造実行システムなどの生産設備を導入し、スマート化を推進することで生産性と品質を向上させる。また、水リサイクルシステムによる無排水化や太陽光発電の活用など、環境負荷低減にも取り組む。
さらに、地元採用を進めるとともに、熊本県益城町の脱炭素先行地域づくり事業に賛同し、地域社会との連携を深めながら、次世代半導体技術を支える研究開発拠点としての機能を強化していく。
■ 新工場概要
名称:熊本事業所
住所:熊本県上益城郡益城町小谷2083-8
投資金額:約114億円(工事用地取得費用を除く)
用地面積:26,178.41㎡
延床面積:12,991.83㎡
事業種目:半導体関連薬品の研究開発とそれら薬品を含めた製造
竣工日:2025年10月31日
稼働開始予定:2026年4月
