工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

デクセリアルズ、栃木県鹿沼市に工場用地取得

2024年2月1日

デクセリアルズは1月31日、鹿沼事業所の拡張に向けた工場用地を取得すると発表した。

 鹿沼第2工場では、主にICチップなどの電子部品を基板に実装し、回路を形成する際に欠かせないフィルム状の接合材料である異方性導電膜(ACF)を製造している。

 同社のACFは、独自製品である粒子整列型ACFを中心に、スマートフォンや自動車をはじめとするディスプレイ向けで世界シェアNo.1を4年連続で獲得しているほか、カメラ・センサーモジュールなどの実装用途でも多く使用されている。

 今後もACFの用途が拡がるなかでさらなる需要拡大が見込まれ、将来の生産量増加に対応するため鹿沼第2工場の隣接地に用地を取得する。

 新工場は、IoTやビッグデータ、AI、ロボットなどの技術やデータを活用し、エンジニアリングチェーンとサプライチェーンのネットワーク化・最適化を可能にするスマートファクトリー化や、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにするZero Emission Buildingを目指すほか、BCPを意識したコージェネレーションシステムも導入することでサステナブルな工場とする計画。

■ 用地取得概要

所在地:栃木県鹿沼市深津
敷地面積:71,000㎡
土地引き渡し:2024年2月以降
工事着手予定:2024年3月
稼働開始予定:2026年度中

このエントリーをはてなブックマークに追加