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三ツ星ベルト、四国工場の増設工事完了

2024年4月9日

三ツ星ベルトは8日、香川県さぬき市の四国工場に建設していた第5棟・ボイラー棟・LNGサテライトが竣工したと発表した。

 第5棟では、伝動ベルトの生産能力を増強し、顧客への納入体制を整備することで、今後の事業拡大を推進していく。また同工場では、従来より井水を使用していたが、新棟ではチラー、クーリングタワーを導入して水循環式のシステムを採用し、水資源の保全にも取り組む。

 また、ボイラー棟、LNGサテライトの新設により、熱源となるボイラーの燃料を重油からLNGガスへ切り替えることで、CO₂排出量の少ないエネルギーへの転換を実現し、環境負荷の低減に貢献する。

 四国工場では、環境保全の取り組みとして、再エネ電力や太陽光発電システムの導入なども積極的に推進している。2023年度(推計)では、CO₂排出量が2013年度比で61%削減する見通し。

■ 設備投資概要

所在地:香川県さぬき市津田町津田2893番地(四国工場)

【第5棟】
建築面積:1,289㎡
延床面積:2,486㎡
構造:鉄骨造2階建
生産品目:伝動ベルト

【ボイラー棟】
建築面積:182㎡
延床面積:301㎡
構造:鉄骨造2階建

【LNGサテライト】
重油からLNGガスへの切替により、
CO₂排出量:約1,250t-CO₂/年削減 ※現状、カーボンニュートラルLNGを50%使用する計画
CO₂排出量:約2,500t-CO₂/年削減

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