アイシンは30日、安城工場を移転開設し、竣工式を行ったと発表した。

　操業から60年が経過した安城工場の老朽化対応と、交通・物流の面で利便性の高い榎前地区工業団地への移転による生産性・職場環境の向上を目的としている。

　竣工した新工場は、屋根や外壁への遮熱シートの設置による室内温度上昇抑制や、画像センサーを用いた照明制御など、新しいCO2削減アイテムを取り入れ、カーボンニュートラル実現に貢献する工場を目指している。

　また、従業員の働きやすさを重視したデザインとしており、人が集まりやすいコミュニケーションエリア、ひらめきや気分の切り替えに最適なリラックスエリアなど、シーンに応じて使い分けられる環境を整備している。

　従来の安城工場跡地は、安城市が定める「三河安城駅周辺のまちづくり」の指定区域で、2026年10月頃に「三河安城交流拠点（アリーナ）」が設立される予定。