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東洋製罐、スウェーデンでリチウムイオン二次電池用外装材の増産

2024年6月24日

東洋製罐は21日、TOPPANホールディングスと合弁会社を設立し、スウェーデンで車載用二次電池向け外装材の製造販売を開始すると発表した。

 東洋製罐とTOPPANホールディングスは、2011年に合弁会社(株)T&Tエナテクノを設立。日本国内でスマートフォンやEV向けのリチウムイオン二次電池用外装材を製造している。

 近年、カーボンニュートラルの実現に向けて、世界各国ではEVの販売が拡大しており、特にEUでは2035年には新車すべてをゼロエミッション化するCO2削減目標を掲げEV化を進めている。そのため、欧州の自動車メーカーにおけるリチウムイオン二次電池用外装材では角型外装缶の需要が高まっており、輸送効率の観点から、需要地域の近くで生産することが求められている。

 東洋製罐とTOPPANホールディングスは、両社におけるリチウムイオン二次電池用外装材の供給体制を強化するため、スウェーデンでの合弁会社設立に関する基本合意書を今年8月に締結し、2026年度以降の製造開始を予定している。

■ 合弁会社概要

会社名:未定
所在地:スウェーデン王国
資本金:未定
資本構成:東洋製罐51%、TOPPANホールディングス49%
総投資額:約110億円(予定)
事業内容:車載用二次電池向け外装材の製造販売
合弁契約締結予定:2024年8月
会社設立予定:2025年1月
製造開始予定:2026年度以降

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