不二ラテックス、栃木工場を閉鎖
2024年9月2日
不二ラテックスは8月30日、栃木工場(栃木県栃木市)を閉鎖すると発表した。
栃木工場は1965年の設置以来、コンドーム製造事業を行ってきたが、建物や設備の老朽化が進んだため、生産効率の向上、従業員の作業環境改善や安全性確保の観点から、製造事業を停止した上で工場の閉鎖を決定した。
同社の4工場のうち、老朽化した2工場(栃木工場、真岡工場)を栃木千塚工場に集約し、精密機器事業部門の新栃木工場との2工場体制に再編する。医療機器製造部門の集約化により、ラテックスを使用した浸漬成形技術を活かした高付加価値製品を展開する。
今後のコンドーム事業については、顧客からの支持が高いOEM品を中心に更なる市場開拓を進める。また栃木工場内で生産していたS-IRプローブカバーについては栃木千塚工場内での生産に切り替える。
■ 栃木工場概要
名称:不二ラテックス(株)栃木工場
所在地:栃木県栃木市国府町150
設置時期:1965年12月
事業内容:コンドーム、プローブカバーの製造
従業員数:62名(2024年7月末)
敷地面積:17,381㎡
製造事業の停止予定:2024年12月
工場閉鎖予定:2025年度上半期