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東洋合成工業、千葉工場の感光材製造設備が完成

2024年10月10日

東洋合成工業は2日、千葉工場内の第4感光材工場で、先端半導体向け感光材の製造設備を増設したと発表した。

 半導体分野は2020年から2030年の間に市場規模が2倍以上に成長すると予測されており、世界各国で戦略的な投資競争が進む中、高性能な電子デバイスの実現に向けて機能性材料の供給拡大が求められている。

 今回、急増する需要と顧客品質を満たす安定供給体制を強化するため、先端半導体向け感光材の製造設備を増設した。千葉工場の先端半導体向け材料の生産能力は2022年3月期比で最大1.8倍とする。

 同社の2027年3月期を最終目標とする設備投資計画は順調に進捗しており、特に能力増強となる大型投資は、今回の先端半導体向け感光材の製造設備の増設で完了となる。
これまでに実施してきた、淡路工場の蒸留塔増設(2022年4月完成)と充填所増設(2024年3月完成)による高純度溶剤の品質向上・供給力強化、千葉工場の開発分析棟(2024年5月完成)による製造技術力・分析体制の強化とともに、今後さらに成長・進化が見込まれる半導体市場の需要に対応する。

■ 設備投資概要

名称:千葉工場 第4感光材工場 先端半導体向け製造設備
工場所在地:千葉県香取郡東庄町宮野台1番51号
投資額:約120億円
延床面積:3,483㎡
主な生産品目:先端半導体に対応した感光材、ポリマー製品
竣工式:2024年9月30日

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