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東京エレクトロン、宮城の新開発棟が竣工

2025年4月30日

東京エレクトロンは24日、開発・製造子会社の東京エレクトロン宮城(宮城県大和町)に建設していた新開発棟「第3開発棟」が完成し、竣工式を行ったと発表した。

 今後、デジタル社会への移行による技術革新に伴い、半導体市場は大きく成長すると予想されている。東京エレクトロン宮城が開発・製造しているエッチング装置は、半導体の線幅が小さく、また多様化、複雑化する中で、技術革新の要として繰り返しおこなわれるパターニング技術の進化とともに、大きな成長が見込まれている。

 新開発棟は、次世代開発のあり方を実現するため、安全・品質・環境を優先とした開発だけでなく、デジタル技術活用による開発の高度化や高効率な開発オペレーションを行う。高付加価値かつ高品質な製品を迅速に提供し、中長期的な持続的成長と社会発展への貢献を目指す。

■ 新棟概要

所在地:宮城県黒川郡大和町テクノヒルズ1番
建設費用:約520億円
延床面積:約46,000㎡ *付帯設備エリア除く
構造:鉄骨造/全免震構造
階数:地上3階
用途:プラズマエッチング装置など半導体製造装置の開発
着工:2023年6月
竣工式:2025年4月24日

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