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サイプレス・スナダヤ、北海道釧路市の新工場建設計画変更

2025年7月23日

サイプレス・スナダヤは22日、北海道釧路市の製材工場建設計画と事業スキームを変更したと発表した。

 子会社の釧路ウッドプロダクツは、北海道産のトドマツなどを原料に、欧州製の大型製材機械や人工乾燥装置を備えた国内最大級の製材工場を新設する予定で、主に集成材用ラミナとディメンションランバー(2×4材)を生産し、住宅メーカーや国内の集成材製造会社に販売する。当初予定していた集成材工場の新設は、採算性の観点から見送られた。

 製材工場は、原木皮むき機、原木径級選別機、チッパーキャンター製材機械、木材人工乾燥機などを導入する。原木の消費量は操業1年目に約10万m³、3年目には約36万m³を見込んでいる。生産開始時期は2027年4月から2028年4月に変更された。

■ 新工場概要

所在地:北海道釧路市(前回公表時とは別の場所を候補地としている)
面積:約6.7ha
工場施設:原木土場、製材工場
生産設備:原木皮むき機、原木径級選別機
    :チッパーキャンター製材機械
    :木材人工乾燥機
原料:北海道産トドマツ(主体)
  :その他北海道産針葉樹全般
原木消費量:操業1年目 約10万m³、2年目 約20万m³、3年目 約36万m³を計画
生産品目:(主製品)集成材用ラミナ、ディメンションランバー(2×4材)
    :(副製品)製紙用チップ、おが屑
生産開始予定:2028年4月

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