石光商事は23日、兵庫県小野市に取得した工場用地での新工場建設計画を公表した。

　今回の新工場建設により、グループ会社のアライドコーヒーロースターズが推進するグリーン焙煎の取り組みを強化する。グリーン焙煎では、コーヒー抽出時に発生する残渣を固形燃料（ペレット）に加工し、焙煎用燃料として使用することで、都市ガスや化石燃料の代替と温室効果ガス排出量の削減を図る。ペレットは他用途にも活用が可能で、さらなる環境負荷の低減が期待されている。

　今回の設備投資は、経産省の「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金事業（2次公募）」に採択され、補助対象となった。補助金の申請事業者はアライドコーヒーロースターズ。補助対象は建物、設備、製造ラインなどで、補助率は1/3、補助金額は約15億円を予定している。