工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

NTTグローバルデータセンター、茨木市にデータセンター建設

2025年6月3日

NTTデータグループは5月27日、データセンター事業を担うNTTグローバルデータセンターを通じて、大阪府茨木市に「大阪北データセンター」を建設すると発表した。

 大阪地域では今後、生成AIの実用化に向けた大きな投資も見込まれており、デジタルインフラとデータセンター環境は今後ますます強化されていくと予想されている。

 NTTデータグループは北大阪エリアの茨木市で、大規模なデータセンター用地と電力を確保しており、データセンター需要の拡大に対応する。施設はUptime Tier3とJティア3相当の設備を備え、災害対策やセキュリティ、液冷技術を含む高密度ラックへの対応、IOWN APNの実装も計画する。また、関西圏の他のデータセンターの拡張先としての活用も見込まれている。

 第一期棟は免震構造の地上3階建てで、18MWのIT電力容量を約5,000m²のサーバールームに供給する。施設全体では完成時に36MWの容量を持つ予定で、第二期棟は2032年に完成し、さらに18MWを提供する計画。

■ 設備投資概要

名称:大阪北データセンター
所在地:大阪府茨木市

◇ 第一期棟
構造:地上3階建ての免震構造
建設開始予定:2025年秋ごろ
完成予定:2027年度下期
供給開始予定:2027年度下期

◇ 第二期棟
完成予定:2032年

このエントリーをはてなブックマークに追加