KDDI、大阪堺でAIデータセンター稼働
2026年1月30日
KDDIは1月22日、大阪堺データセンターの稼働を開始したと発表した。産業・商業集積地に近い大阪都市圏近郊にAIデータセンターを整備し、製薬業界や製造業界向けのAI活用基盤を強化する。
同社は2025年4月にシャープ堺工場跡地を取得し、既存の大規模電力・冷却設備を転用したうえで、30年以上のデータセンター構築の知見を活用し、約半年でAIデータセンターを構築した。延床面積は約57,000m²で、地上4階建て。電力は再生可能エネルギー由来の電力を100%使用する。
新センターにはNVIDIA GB200 NVL72をはじめとする高性能GPUサーバーを導入し、水冷方式の一種である直接液体冷却を採用した。最大100Gbpsのインターネット接続と閉域網、マルチクラウド接続機能を備え、広帯域で高信頼のネットワーク環境を提供する。Googleの生成AIモデル「Gemini」のオンプレミスサービスにも対応し、国内法令下でデータ主権に配慮した運用を行う。
同社は同センターを活用し、医療ビッグデータ分析など製薬分野でのAI活用や、自動車など製造業における大規模流体解析の高速化・高度化を支援する。さらに、グループ会社と連携し、医療・金融・行政など専門領域向けの国産LLM開発や、企業ごとの特化モデルの学習・推論基盤として同センターを位置付ける。
■ データセンター概要
名称:大阪堺データセンター
所在地:シャープ堺工場跡地
建物規模:地上4階
延床面積:約57000m²
環境配慮:再生可能エネルギー由来の電力を100%利用
稼働開始:2026年1月22日
