浜松ホトニクス、本社工場の新棟完成
2025年6月19日
浜松ホトニクスは17日、光半導体製品の需要拡大に対応するため本社工場(浜松市中央区市野町)に光半導体製造の前工程を担う新棟を完成させたと発表した。
新棟は2025年12月から稼働を開始する予定。新棟の建設により、生産スペースは従来の約2倍となり、直径6インチシリコンウエハの生産ラインに加え、直径8インチウエハ対応の製造ラインを新たに導入することで生産の継続性や生産効率の向上、コスト削減を図る。
また、新棟と既存棟をクリーンルーム内で接続し、人や物の移動効率を高めるとともに自動搬送システムを導入し製造工程の自動化や省人化を推進する。新棟は耐震構造や環境配慮型製造装置も採用している。
■ 新工場概要
建物名称:本社工場5棟
建築場所:静岡県浜松市中央区市野町1126番地の1
総工費:約370億円(生産設備を含む)
建築構造:地上4階、地下1階
:(生産棟)柱:RC造、梁:S造
:(機械棟)S造
建物面積:3,083.13㎡
延床面積:10,960.86㎡
施設構成:B階 倉庫、機械室
:1階 光半導体製品の生産補助階(前工程)、機械室
:2階 光半導体製品の生産実行階(前工程)、機械室
:3階 光半導体製品の生産補助階(前工程)、電気室
:4階 光半導体製品の生産実行階(前工程)、電気室
収容人員:約40名
生産品目:光半導体製品
生産能力:約8,000枚/月(8インチウエハ換算)
着工:2023年7月
竣工:2025年6月
稼働予定:2025年12月