大日本印刷、三原工場の新設備稼働
2025年6月20日
大日本印刷は18日、三原工場で2,500mm幅対応の光学機能性フィルムのコーティング装置が9月に稼働すると発表した。
同社は市場や顧客ニーズに応じて2台目となる広幅コーティング装置を導入し、生産能力を従来比15%以上向上させる。年平均成長率約6%が見込まれる65インチ以上の大型テレビ向けフィルム需要増加に対応し、安定供給体制を構築する。
新ラインは多層コーティングに対応し、映り込みの抑制や視認性向上に加え、消費電力削減やCO₂排出量を従来比約30%削減する。同社は中国などの偏光板メーカーへの供給拡大を見込んでおり、2026年度に年間約1,100億円の売上を目指す。
■ 設備投資概要
所在地:広島県三原市沼田西町小原73-1(三原工場)
事業内容:大型テレビ向け光学機能性フィルムの製造
生産能力:従来比15%以上増
導入設備:2,500mm幅対応のコーティング装置
稼働開始予定:2025年9月