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グローバル・ロジスティック・プロパティーズ、GLP吹田を着工/アスクル専用施設

2016年6月13日

 グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)【本社:東京都港区】は7日、大阪府吹田市で、ワンフロア面積関西最大級の規模を誇る先進的物流施設「GLP吹田」の起工式を行ったと発表した。

 同施設はオフィス用品・現場用品の通信販売大手のアスクルが全棟を利用することとなる。

 施設としては地上4階建て、延床面積約165,000㎡のGLP最大規模の施設となる。大阪中心部から約9kmという大都市に隣接する典型的な都市型の物流施設。吹田市は人口増加率(2010年比)が5.3%と人口10万人以上の近畿圏の市町村の中でトップクラスであり、さらに本施設はJR東海道本線「岸部」駅、阪急京都線「正雀」駅に徒歩圏内であることから人材の確保についてもポテンシャルの高い好立地条件を兼ね備えている。

 建物構造としては、プレキャストコンクリート造・免震構造を採用し、人や物の安全性を確保するほか、アスクルの要望に応え、全館に300ルクスの高照度LED照明を設置し、一部倉庫内空調を設置した。さらに、太陽光パネルの設置に加え、井水利用や排水の再利用など環境に配慮した設備も兼ね備え、非常時には非常用発電のほかに、太陽光による電力を一部館内利用することを予定している。

 なお、同施設は国土交通省の「平成27年度(第2回)サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」において、物流施設としては初めて採択された。今後、米国グリーンビルディング協会のLEED GOLD認証の取得を目指す予定をしている。

■ 物流施設概要

施設名:GLP吹田
所在地:大阪府吹田市岸部南3丁目166番12
敷地面積:約75,000㎡
延床面積:約165,000㎡
着工:2016年5月
竣工予定:2017年8月

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