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エコネコル、富士RPF新工場稼働

2025年8月21日

エコネコルは18日、富士工場第二工場棟に新設したRPF工場の稼働を開始したと発表した。

 同社は需要増加が見込まれるRPFの生産強化を目的に2023年3月から建設を進めてきた。既存の富士宮RPF工場では月間約1,100トンを生産しているが、新工場は最大約1,700トンの生産能力を備え、当初は約1,400トンの生産を予定している。設備には海外製破砕機2基とタジリ製成型機2台を導入し、粉塵対策を施した密閉型ラインとエア搬送設備により作業環境改善も図っている。

 RPFは古紙や廃プラスチックを主原料とした固形燃料で、石炭よりもCO₂排出量を約33%削減できることから需要が増加している。新工場では再生可能エネルギー100%の電力を使用し、温室効果ガス排出の少ない製造体制を整備している。

■ 新工場概要

所在地:静岡県富士市前田字川原758-1
設備投資額:約6億円 ※建屋を除く
敷地面積:1659.12㎡
取り扱う産業廃棄物の種類:廃プラ・紙くず・繊維くず・木くず
生産能力:最大約1,700トン(当初は約1,400トン)
稼働開始:2025年8月18日

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