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リケンテクノス、三重工場を拡張/90億円投資

2025年8月1日

リケンテクノスは7月31日、三重県亀山市の三重工場を拡張すると発表した。

 三重工場は同社グループにおける国内の主要な樹脂コンパウンド製造拠点で、将来的な生産能力の増強と効率化を目的として、隣接地約3万㎡を取得し、工場と倉庫を建設する。投資規模は約90億円で、2026年10月に着工、2029年9月の完成を予定している。

 拡張は、2025年4月に開始した3ヵ年中期経営計画「One Vision, New Stage 2027」の一環であり、「価値創造するバランスシート」の実現と資産効率の向上を目的としている。

 あわせて、経営資源の有効活用と資産効率の向上を目的に、群馬工場(群馬県太田市)の固定資産の一部、土地と太陽光発電設備を含む5.7万㎡を譲渡することも決定した。譲渡価格は約18.9億円で、譲渡益は約4.5億円を見込む。契約締結日と資産引渡日は2025年8月27日を予定している。

■ 工場拡張概要

建設予定地:三重県亀山市阿野田町(同社三重工場隣接地)
投資規模:約90億円(計画段階であり変更の可能性あり)
建設予定施設:工場と倉庫
取得予定土地面積:約3万㎡
主要生産品:樹脂コンパウンド
着工予定:2026年10月
完成予定:2029年9月

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