アオイ電子は7月31日、シャープ三重事業所第2工場と土地の売買契約を締結したと発表した。

　第2工場の延床面積は約54,000㎡、生産エリアは約20,000㎡で、契約締結と引渡完了はともに7月31日行われた。また、土地は同所の一部約58,000㎡で、契約締結日は同日、引渡完了は2025年12月末を予定している。

　同社はすでに保有する第1工場に加えて第2工場を取得することで、先端パッケージ事業などの新規事業への対応力を強化し、生産ラインの早期立ち上げを目指す。さらに、専用設備の整備や人員体制の強化を加速させ、2027年度の本格稼働を計画している。

　今後は第1工場と第2工場の機能を連携・最適化することで、生産能力の拡充、工程の合理化、供給体制の強化を図り、柔軟かつ効率的な生産体制の構築により市場ニーズの変化に迅速に対応できる体制を整備する。