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三菱ケミカル、日米で高性能炭素繊維を増産

2025年12月16日

三菱ケミカルは12月15日、日本と米国で高性能炭素繊維の生産能力を増強すると発表した。

 スポーツ・レジャー、航空宇宙、ハイパーカー分野では軽量化と高性能化の要求が高まり、高性能炭素繊維の需要が拡大している。三菱ケミカルの高性能炭素繊維は強度と弾性率に優れ、厳格な品質基準を満たすことで主要顧客の採用が進んでいる。

 今回、愛知県豊橋市の東海事業所・愛知地区と、米国カリフォルニア州サクラメント市のサクラメント工場で既存設備を活用し、生産能力を現状の約2倍に引き上げる。増強は2025年から2027年にかけて段階的に行う予定。高付加価値製品へのシフトを進め、市場成長を取り込みながら収益力の向上を図る。

■ 設備投資概要

製造拠点:日本 東海事業所・愛知地区(愛知県豊橋市)
    :米国 サクラメント工場(カリフォルニア州サクラメント市)
生産能力:現状の生産能力の約2倍
稼働時期:2025年から2027年にかけて段階的に増強(予定)

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