JA全農、茨城に冷凍青果物新工場
全国農業協同組合連合会(JA全農)は3月26日、茨城県坂東市に冷凍青果物製造工場を竣工したと発表した。
外食・中食など事業者向けを中心に国産冷凍青果物の需要が高まるなか、国産品の供給基盤を強化する。国産青果物の需要拡大と付加価値向上を目的に、冷凍青果物の製造・販売事業を拡充する。
新工場は「焼き」「スチーム」「カット」「ペースト」などの加工機能を備える。サツマイモ、カボチャ、ニンジン、ナスの4品目から取り扱いを開始し、冷凍焼きいも、冷凍グリル野菜、冷凍野菜ペーストなどを生産する。
冷凍焼きいもや冷凍グリル野菜向けのバラ凍結ラインには、過熱水蒸気式焼成機とトンネルフリーザーを導入した。高温水蒸気で焼成後に瞬間凍結することで、国産青果物の食感やうま味を保持したまま冷凍加工する。ペーストラインにはスチームコンベクションオーブンを採用し、蒸しと焼成を組み合わせた製法で付加価値の高いペースト製品を製造する。
原料は茨城、千葉、埼玉の3県にまたがる11JA管内から調達し、契約栽培を通じて生産振興と生産者の所得安定を図る。
JA全農は2025年3月に埼玉県久喜市へリパック拠点を設置しており、北海道などJAグループの冷凍青果物工場で製造した製品を取引先仕様に小分け包装する事業を展開している。坂東市の新工場と既存工場で製造した冷凍青果物を久喜のリパック拠点でパッケージする一貫した流通体制を構築し、冷凍青果物の国産化と国産青果物の消費拡大を進める。
■ 新工場概要
名称:全農冷凍青果物製造工場
住所:茨城県坂東市緑の里8(圏央道・坂東インター工業団地内)
敷地面積:8,648㎡
建設面積:3,156㎡(工場 2,531㎡/事務所ほか 625㎡)
生産設備:スチームピーラー、原料洗浄機、半割機、トリミングライン、スチームオーブン、高速裏ごし機、過熱水蒸気式焼成機、トンネルフリーザー、X線検査機、金属検出機 など
主な取扱品目:サツマイモ、カボチャ、ニンジン、ナス
主要生産品目:冷凍焼きいも
冷凍グリル野菜(甘藷、カボチャ、ニンジン、ナス)
冷凍野菜ペースト(甘藷、カボチャ、ニンジン)
竣工式:2026年3月26日
本格稼働:2026年4月
