愛知製鋼、愛知県東海市の鍛造工場で生産設備増強
愛知製鋼(愛知県東海市)は15日、愛知県東海市の鍛造工場で、熱間ローリングミルラインの建設を開始したと発表した。
今回の設備投資により、HV、PHV、EV、FCVなどを含め、グローバルで需要拡大が予想されるディファレンシャルリングギヤの生産性や競争力を強化する。
新ラインは、高歩留り・高速生産性を維持しつつ、新開発の縦型ローリングミルの採用により、電動サーボによる数値制御で作業者のスキルに依存しない生産が可能となる。
さらに、金型を縦型に配置することで、部品点数を低減し設備のコンパクト化を図るとともに、成形工程で発生する酸化スケールの巻き込みを防止することで、高品質を実現する。
また、段替時間の短縮による小ロット化を実現するとともに、熱処理工程を一貫化することでリードタイムの短縮を図り、省エネルギー化やCO2排出量削減を図る。
■ 設備投資概要
所在地:愛知県東海市新宝町33-1(鍛造工場内)
投資額:18億円
建設内容:ディファレンシャルリングギヤの鍛造から熱処理工程まで一貫した高速自動鍛造ライン
設備構成:高周波加熱炉、トランスファー搬送式自動プレス、ローリングミル、FIA炉、搬送装置(産業用ロボット)
生産品目:ディファレンシャルリングギヤ
生産能力:約18万個/月
着工:2018年1月15日
稼動開始予定:2019年3月
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