日本蓄電池、宇城市と立地協定
2025年6月24日
日本蓄電池は18日、熊本県宇城市と系統用蓄電所新設に関する立地協定を締結したと発表した。
同社は宇城市豊野町に県内第一号となる系統用蓄電所を新設する。新設する蓄電所はDC出力8,146kWh、AC出力1,998kWの規模で、蓄電池はTMEIC製を採用し、施工は九電工が担当する。受電開始は2025年12月頃を予定している。
蓄電所は再生可能エネルギーの変動による需給バランスを調整し、再エネの有効活用に貢献する設備として設置する。また、非常時には住民向けに蓄電された電力を提供できる災害対応機能も備えている。
同社は熊本県内でさらに複数の蓄電所設置を計画しており、全国に設置する蓄電所を災害用蓄電ステーションとしても活用する方針。各市町村との防災協定も進め、1施設で約4000世帯が2~3日使用できる電力供給を目指す。2025年内に20箇所、2026年までに80箇所の蓄電施設の運転開始を計画している。
■ 設備投資概要
計画地:熊本県宇城市豊野町安見207番
DC出力:8,146kWh(407.3kWh×20台)
AC出力:1,998kW(1,000kW×2台)
蓄電池メーカー:(株)TMEIC
事業主:日本蓄電池(株)
施工主:(株)九電工
受電開始予定:2025年12月頃