工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

五洋食品産業、本社工場を増築/来年6月にも着工

2015年10月13日

 フローズンケーキ大手の五洋食品産業は9日、福岡県糸島市多久にある本社工場を増築すると発表した。

 業務用フローズンスイーツ市場は年々拡大しており、堅調な需要を背景に、ここ数年間にわたり同社は売上を伸ばしているが、需要増に対応する為、供給能力の底上げを図る。

 今回の増築では、工場見学の受入れの為のスペースの確保、ショップスペースの新設、更衣室や、休憩所など福利厚生施設、衛生管理エリアの拡充、試作室の増床、事務所エリアの増改築を行う。

 同社は今年の9月に約8,600万円を投じて洋菓子の焼成機(ロングスルーオーブン)、カット機(超音波トルテスライサー)等の生産設備を導入、稼働しており、スポンジの生産能力が約33%向上、カット工程の不良率が約3.5%低減を可能にしたという。

 今回の総合的な増床により、上記、生産設備の更新とあわせて、売価換算での年間最大供給能力を現状の20億円程度から30億円程度にまで約50%の増加を見込んでいるという。

■ 新工場概要

所在地:福岡県糸島市多久819番地2
投資額:約1億円
着工予定:2016年6月
竣工予定:2017年5月

このエントリーをはてなブックマークに追加