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ナブテスコ、津工場に190億円設備投資/精密減速機事業の拡大

2017年11月8日

 ナブテスコ(東京都千代田区)は6日、津工場で精密減速機の生産能力を増強すると発表した。

 同社は、産業用ロボット向けの精密減速機において世界で約60%の市場シェアを有しているが、中国を中心とした自動化ニーズの高まりや自動車業界における産業用ロボット導入の増加等に伴い、精密減速機の需要拡大は今後も持続すると予想されている。

 精密減速機事業における生産は、津工場(三重県津市)と中国常州市の納博特斯克(中国)精密机器有限公司が担っているが、現在、同社は2017年度期初時点の定時生産能力 年産64万台を、2018年度下期時点で年産84万台に増強する投資(投資額約70億円)を進めている。

 加えて、今後、津工場を対象にさらなる投資を行い、グローバルでの定時生産能力を2019年に106万台、2020年には120万台とする設備増強(投資額約190億円)を実行する。一連の生産能力増強に関する設備投資額については、合計約260億円を予定している。

 今後の津工場における設備増強では、最先端設備の導入により、自動化・少人化、フレキシブルライン化、設備の高密度化をコンセプトとした高生産性、高環境性(電力消費量を従来比50%削減)を実現し、顧客からの生産数量増加の要望に対応できる体制を整える。

■ 設備投資概要

所在地:三重県津市片田町壱町田594(津工場)
投資額:約190億円
事業内容:精密減速機の製造
生産能力(グローバル):106万台(2019年)、120万台(2020年)

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