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会津大建加工、インテリア畳の生産能力増強

2019年3月4日

 大建工業は2月28日、子会社で和紙製畳おもての生産を行う会津大建加工(福島県会津若松市)が機械すき和紙製のインテリア畳 「ここち和座(わざ)」の生産能力を増強すると発表した。

 「ここち和座」は、畳の専門技術を必要とせずフローリング張りの部屋と同様の下地でモダンな和室を実現できる12㎜厚の敷き込みタイプと、置くだけで簡単にリビングなどの一角に和のスペースを実現できる13㎜厚の置き敷きタイプがある。

 2014年の発売以来、その手軽さや性能などが評価され、一般住宅を中心に売上を拡大。2017年には非住宅分野に向けた防炎タイプを発売するなど、住宅に限らず公共商業施設での売上も拡大している。

 今後も需要の拡大が見込まれることから、東日本エリアにおける「ここち和座」の生産を担う会津大建加工の製造設備の増強を決定。従来手作業で行っていた、畳おもての切断工程・クッション材の貼付工程を自動化することで、年間生産能力約36,000枚を、2019年4月以降に約72,000枚へと引き上げる予定。

■ 設備投資概要

会社名:会津大建加工(株)
所在地:福島県会津若松市神指町大字南四合字幕内西350(本社工場)
投資額:約1億円
投資内容:インテリア畳の生産工程における自動化ラインの新設
生産能力:約72,000枚/年(現在:約36,000枚/年)
生産開始予定:2019年4月

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