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TOYOTIRE、セルビアにタイヤ新工場/488億円投資

2019年7月31日

 TOYO TIREは30日、セルビア共和国にタイヤ生産子会社を設立し、同国インジア市内にグループ8拠点目となるタイヤ生産工場を建設すると発表した。

 これまでロシアを含む欧州市場に対し、国内工場、マレーシア工場からタイヤの輸出供給を行なってきたが、今回、セルビアに置く新生産拠点がこれらに代わってその主要な役割を担う。これにより、製品出荷時の関税面・物流面でのメリットを実現するとともに、グローバルにおけるタイヤ生産供給体制の増強とさらなる最適化を図る。

 本工場にはIoT(MES)を導入し、自動車の最先端情報が集まる欧州でより洗練された最新鋭のスマート工場の確立を図る。これらによって、高品質と低コストを両立した競争力のある新しい次元のモノづくりに挑戦し、高品位な乗用車用、ライトトラック用タイヤを、欧州市場内外に向けて供給していく予定。

 セルビアは、比較的低位な賃金水準で質の高い優秀な人材を有しているほか、近年の経済改革や財政健全化、外資企業の相次ぐ投資による自動車産業の集積化、日本との二国間関係強化といった進展が顕著で、欧州の中でもひときわ魅力あるビジネス環境が整ってきている。

■ 新工場概要

所在地:セルビア共和国ヴォイヴォディナ自治州インジア市
投資額:約488億円(390.5百万ユ-ロ)
敷地面積:約600,000㎡(約150エーカー)
生産能力:500万本/年(乗用車用タイヤ換算)
従業員数:約500名
生産品目:乗用車用、ライトトラック用ラジアルタイヤ
着工:2020年5月
竣工予定:2022年1月
生産開始予定:2022年1月

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