TOYO TIRE、セルビアにR&Dセンター
2025年10月8日
TOYO TIREは10月2日、セルビア共和国インジヤ市のセルビア工場敷地内に新たなR&D施設棟を建設すると発表した。
ドイツにある欧州R&D機能を2026年中にセルビアR&Dセンターへ移管し、日・米・欧の三極R&D体制の連携を強化する。今回の設備投資は、グローバルな研究開発拠点の再編と技術力強化を目的としており、技術の高度化と社会実装を進める次世代技術開発ステージへの移行を支える。
新センターでは、欧州R&D機能の発展的テーマとして「加工技術」の強化に取り組み、新配合・新素材の開発や混合技術の高度化を通じて製品性能と生産性の向上を図る。また、工場敷地内に整備されたテストコースを活用して実車試験を迅速に行い、開発サイクルの短縮と新商品開発のスピードアップを実現する。
同社はこれらの技術成果を生産現場へ展開し、TOYO TIRESブランド製品の価値向上とグローバル市場での競争力強化を目指す。
■ R&Dセンター概要
施設名:セルビアR&Dセンター
所在地:セルビア共和国ヴォイヴォディナ自治州インジヤ市(TOYOTIREセルビア工場内)
主な機能:材料・配合設計、加工技術開発、原材料調査・評価、情報収集等
建屋面積:約4,600㎡
稼働開始予定:2027年1月