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宇部興産、宇部ケミカル工場で「アビガン」中間体製造

2020年4月23日

 宇部興産は22日、宇部ケミカル工場内の医薬品工場で「アビガン錠」の原薬主骨格を形成する中間体の製造と供給を開始すると発表した。

 「アビガン」は現在世界で蔓延する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する効果が期待されており、日本政府も治験や承認手続きの早期推進と、日本国内での生産体制の構築を進めている。

 宇部興産はグローバルに医薬品の原体・中間体製造を展開しており、抗インフルエンザウイルス薬としての「アビガン」中間体の製造と供給実績を有している。同社は現在、緊急製造開始に向けて準備を進めているとしている。

■ 設備投資概要

所在地:山口県宇部市大字小串1978-10(宇部ケミカル工場)
製造品目:「アビガン」中間体

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