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JCRファーマ、136億円でコロナワクチンの新工場

2021年3月5日

 JCRファーマは4日、神戸市西区に新型コロナウイスルワクチンの原液を製造する新工場を建設すると発表した。

 今回、神戸サイエンスパーク内の土地約2万㎡を自己資金20億円で取得する。その後、地上1階建ての製造棟、地上3階建ての事務棟を建設する。2021年7月の着工、2022年10月の竣工を予定。総投資額は約136億円。

 JCRファーマはアストラゼネカから新型コロナウイルスワクチン(AZD1222)の原液製造を受託しており、現在、既存工場を整備して同ワクチンの原液を製造している。

 今回、厚生労働省の「ワクチン生産体制等緊急整備事業」として採択されるにあたり、2030年3月末まではワクチンの生産体制を確保することが要件となっていることから、新工場を建設し、ワクチンの安定供給体制を整える。

 同事業の助成金は、アストラゼネカが厚生労働省からの採択を受け受領する。JCRファーマはアストラゼネカからの委託を受けたことにより、同社より受領する。

■ 新工場概要

所在地:兵庫県神戸市西区(神戸サイエンスパーク内)
総投資額:約136億円
敷地面積:19,991.17㎡
構造:製造棟(地上1階建て)、事務棟(地上3階建て)
事業内容:新型コロナウイルスワクチン(AZD1222)の原液製造
着工予定:2021年7月
竣工予定:2022年10月

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