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愛知製鋼、米国で鍛造部品の新生産ラインが稼働

2022年7月8日

 愛知製鋼は6日、米国子会社のアイチフォージユーエスエイ(以下:AFU)が鍛造部品であるコネクティングロッドの新生産ラインを竣工し、稼働を開始したと発表した。

 AFUは、トヨタグループ唯一の北米鍛造拠点であり、TNGA戦略における北米での地産地消化を積極的に進めている。

 現在、北米では燃費改善につながるエンジンのダウンサイジング化や、HEV、PHEVの拡大により、高品質な鍛造コネクティングロッドの需要は高く、高い鍛造技術と品質保証・安定供給体制を現地展開することが不可欠。

 新生産ラインは、トヨタ自動車のグローバル標準ラインを更に充実させ、高強度・高精度を実現する鍛造技術、品質保証体制を実現している。また、国際情勢の変化による供給リスクにも柔軟に対応できるようになり、トヨタグループ全体の相互補完による安定供給体制を実現する。

 生産するコネクティングロッドは、トヨタ自動車の北米拠点(ケンタッキー、ウェストヴァージニア)に供給され、カムリ、ハイランダー、RAV4、レクサスESなどに搭載される予定で、年間1,700万米ドル程度の売上(AFU売上高の約2割)を見込む。

■ 設備投資概要

会社名:Aichi Forge USA, Inc.
所在地:アメリカ合衆国ケンタッキー州ジョージタウン市(AFU工場内)
投資額:2,175万米ドル(約29.6億円)
設備構成: 高周波加熱炉、成形プレス、ショットピーニング機、磁気探傷装置等
生産能力:360万個/年(約2,500トン/年)

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