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中外製薬、浮間事業所隣接地に土地取得

2022年11月1日

 中外製薬は10月28日、化学工業薬品を製造する富士アミドケミカル(2023年3月31日事業終了予定)が所有する事業用地(浮間事業所西側の隣接地)の取得を決定し、不動産売買契約を締結したと発表した。

 浮間事業所は、医薬品の製法研究に従事する製薬機能と、生産子会社である中外製薬工業の浮間工場を有している。取得する用地は、製薬機能の強化に充てられる予定。

 用地の拡大により、浮間事業所全体の環境対策のよりスムーズな展開も期待される。建物・設備のリニューアルやノンフロン化、省エネルギー化を通じ、中期環境目標2030に掲げるフロン類ゼロやCO2排出量・エネルギー消費量削減を進めていく。

 創薬研究で見いだされた新薬候補物質を臨床開発に進めるには、医薬品としての製法の速やかな確立が極めて重要。製薬機能を強化し、臨床開発を早期に開始できる基盤を強化することで、革新的な医薬品の早期提供を目指すとしている。

■ 土地取得概要

所在地:東京都北区浮間5-8-18
土地面積:14,107.12㎡
物件引渡予定:2025年9月

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