中外製薬、浮間事業所に新研究棟建設
2025年7月30日
中外製薬は24日、低・中分子とバイオ医薬品の製法開発機能の強化と環境対策の推進を目的として、東京都北区の浮間事業所に新研究棟「UKX」を建設すると発表した。
成長戦略「TOP I 2030」においてR&Dアウトプット倍増や自社グローバル品の毎年上市を目指す同社は、製法開発の難易度が高まる中、製法開発機能の拡充を急務とし、同時に中期環境目標2030の達成に向けたフロン対策やCO₂削減の推進も重視している。
新棟は、2022年10月に取得した同事業所西側の土地に建設され、多機能間の連携を促進する設計やラボオートメーションの導入により研究効率を高めるとともに、環境配慮型の設計を取り入れることで、環境負荷の低減も図る。
■ 新棟概要
所在地:東京都北区浮間(浮間事業所隣接地)
総投資額:800億円
建築面積:5,047㎡
延床面積:27,136㎡
着工:2026年5月
竣工:2028年8月