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ダイキン工業、インドネシアに空調機の新工場

2022年11月24日

 ダイキン工業は18日、インドネシア共和国の首都ジャカルタ近郊にあるGIIC工業団地内に空調機の新工場を設立すると発表した。

 インドネシアの空調市場はアジア最大級であり、今後の経済成長にともなう中間所得層の増加から、住宅用を中心にさらに拡大することが予想されている。市場ではインドネシアの電力事情や固有の住宅様式に合った小型機が多くを占めている。そのため、現地特有のニーズに対応した、インバータ付きエアコンのような省エネ性能が高い製品が求められていく有望な市場。

 新工場には、インドネシア政府が掲げるインダストリー4.0に向けたイニシアティブに従い、IoTやAIなどの最先端技術を駆使した設備を導入する。データの可視化と分析に加えて、同社がこれまでに培ってきたノウハウを結集することで生産性と品質向上につなげる。エネルギー効率が高く環境に配慮した冷媒R32を採用した住宅用エアコンを現地生産し普及させていくことで、インドネシア政府が掲げるカーボンニュートラルの達成に側面から貢献する。

 新工場は、インドネシア国内向けだけでなく、将来的にはASEAN地域の輸出拠点としての役割を担う計画。

■ 新工場概要

所在地:インドネシア・西ジャワ州ブカシ県(GIIC工業団地)
事業内容:空調機の製造
稼働開始予定:2024年12月

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