工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

VEMS、三重県伊賀市に生産拠点

2022年12月5日

 電子製品の受託製造を行うVEMS(三重県伊賀市)は1日、三重県伊賀市に2つ目の拠点となる工場兼倉庫用地と建物(現況:閉鎖倉庫)を取得したと発表した。

 同社は、昨今の車載、半導体、産業機器を中心とする電子機器に対する旺盛な需要に対して、成長を見据えた中長期視点での成長戦略を検討するにあたり、既存事業所の拡張と高付加価値化・拡張策が課題の一つとなっていた。

 同物件と既存事業所はいずれも名阪国道(国道25号バイパス)沿線にあり約12kmと近接し、一体でのシナジーが見込まれる立地であること、現工場の約1.4倍の生産スペースが確保できることから取得を決定した。

 新拠点の稼働は、内装や外装の改修、設備等の設置を行ったのち、2023年5月を予定しているが、顧客ニーズに対応するよう早期の安定稼働を目指す。また、新拠点における初期稼働時の新規雇用人員は20名、2027年度までに38名を予定しており、多様な経験や専門性を有する人財の活躍を推進するため、従来以上にキャリア採用に注力する。

■ 新工場概要

名称:(株)VEMS 治田事業所(仮称)
所在地:三重県伊賀市治田字山梨3197-48
土地面積:11,663㎡
延床面積:3,942.26㎡
生産品目:計装用電子機器、FA用制御機器、産業用通信機器、LED照明ユニット、LED照明機器と、これらの電装基板
従業員数:20人(新規雇用予定)
稼働予定:2023年5月

このエントリーをはてなブックマークに追加