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相生バイオエナジー、国内最大のバイオマス発電所が稼働

2023年3月29日

 関西電力は27日、グループ会社の相生バイオエナジーが建設を進めていた相生バイオマス発電所が本稼働を開始したと発表した。

 新発電所は発電出力20万kWで、国内最大のバイオマス発電所となる。主燃料は木質ペレット。関西電力送配電(株)に売電する。

 バイオマス発電は、大気中のCO2を吸収しながら成長する植物に由来する燃料を使用する、カーボンニュートラルな発電方法のひとつ。発電所の年間発電量は約13.5億kWhであり、一般家庭に換算して約43万世帯分の年間使用量に相当し、年間約55万tのCO2削減を見込んでいる。

■ 発電所概要

発電所名:相生バイオマス発電所
事業者:相生バイオエナジー(株)※2017年4月設立
出資会社:関西電力(株)(60%)
    :三菱商事クリーンエナジー(40%)
所在地:兵庫県相生市相生柳山5315番地46
発電出力:200,000kW
発電電力量:約13.5億kWh/年
主燃料:木質ペレット
売電先:(FIT分)関西電力送配電(株)
本格運転開始:2023年3月24日

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