トラストファーマテック、福井拠点に195億円投資
2025年8月19日
サワイグループホールディングスは12日、子会社であるトラストファーマテックの清間第二工場と清間第三工場の生産能力を増強すると発表した。
同社は現在年間30億錠の生産能力を有しているが、清間第二工場では未利用スペースに製剤設備を新設し10億錠を追加、清間第三工場では既存建屋を活用して15億錠を新たに増強する。今後のジェネリック医薬品の需要増加や市場拡大に対応できる体制を整える。
サワイグループ全体では2024年12月に稼働した沢井製薬第二九州工場の新固形剤棟に続き、2026年度の第二九州工場ステップ2、2027年の清間第二工場と清間第三工場の増強を経て245億錠の自社生産体制を確立する計画で、2030年度には250億錠以上の生産能力確立を目指す。
■ 設備投資概要
◇ トラストファーマテック清間第二工場
所在地:福井県あわら市清間11-15
投資予定額:46億円
追加される生産能力:10億錠分
着工:2025年9月
竣工:2027年3月
商業生産開始:2027年末
◇ トラストファーマテック清間第三工場
所在地:福井県あわら市清間20字22-1
投資予定額:149億円
追加される生産能力:15億錠分
着工:2026年3月
竣工:2027年10月
初出荷:2029年7月