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住友金属鉱山、愛媛に第2開発棟建設

2023年4月24日

 住友金属鉱山は12日、愛媛県新居浜市の新居浜研究所隣地に電池研究所第2開発棟を建設すると発表した。

 今回、電池材料事業の拡大に向けて、高性能で低コストな正極材料とその製造プロセスを開発するため、パイロット設備を導入し、それらを収容する建物を建設する。延べ床⾯積は約3,000㎡の3階建て。2023年12⽉の建設開始、2025年12⽉の完成を予定している。

 リチウムイオン電池⽤正極材料の開発は⽇進⽉歩であり、特にエネルギー密度の⾼いハイニッケル系材料では、市場拡⼤が続く⾞載分野での開発競争が激化している。また、脱炭素社会の実現に向けた温室効果ガス削減への要請も高まっている。

 同社は今後、市場拡大が期待される電池材料市場において、主力製品(NCA、NMC、LFP)の改良強化とともに、全固体電池など次世代電池によるゲームチェンジの可能性も⾒据えて、新規材料開発による新規需要開拓を目指す。

■ 新棟概要

所在地:新居浜研究所(愛媛県新居浜市磯浦町17-5)隣接地
延床⾯積:約3,000㎡
構造:3階建て
建設開始予定:2023年12⽉
完成予定:2025年12⽉

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