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東ソー、南陽事業にCO2回収・原料化設備増設

2023年5月10日

 東ソーは4月27日、南陽事業所(山口県周南市)に二酸化炭素(CO2)を回収し、原料として使用する設備を新設すると発表した。

 同社は、イソシアネート製品の原料としてナフサ由来のCOを製造しており、今回設置する設備では自社技術によるCO2回収プロセスを用いて、年間約4万tのCO2を回収し、CO製造原料として再利用する。

 これにより、同社イソシアネート製品の低炭素化に貢献する。また、同社が自社開発した高耐久性CO2回収アミン液を採用しており、商業スケール設備での運用によりCO2の削減と有効利用を達成すると同時に、更なる性能向上を図り、CO2回収アミン液の外販に向けた取り組みも推進していく。

■ 設備投資概要

所在地:山口県周南市開成町4560(南陽事業所 イソシアネート原料生産設備 COプラント内)
設備:CO2回収および原料化設備
CO2回収量:約4万t/年
着工:2023年3月
運転開始予定:2024年秋頃

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