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東ソー、南陽事業所で生産設備増強

2025年11月10日

東ソーは10月30日、クロロプレンゴム「スカイプレン」にセルロースナノファイバー(CNF)を複合化した新グレード「SGシリーズ」の供給拡大に向け、生産体制を強化したと発表した。

 同社は2024年3月から南陽事業所で「SGシリーズ」の生産・販売を開始していたが、環境配慮型製品への需要拡大を見据え、既存のクロロプレンゴム製造設備の一部を改良した。既存グレードと同等のロットサイズでの製造が可能となり、量産対応力を高めた。

 CNFを複合化した「SGシリーズ」は、化石燃料由来の補強材使用量を削減でき、CO2を主とした温室効果ガス排出の低減に寄与する環境配慮型製品として期待されている。

■ 設備投資概要

立地:山口県周南市開成町4560番地(南陽事業所)
対象設備:クロロプレンゴム製造設備
完工:2025年6月
商業運転:2025年10月

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